3.4.4.1.2 周波数リカバリ

航空機LMEは、現行の周波数でのリンク確立が不可能な場合やMACエンティティが現行周波数の輻榛を指示した場合に、周波数リカバリ手順を起動するものとする。航空機LMEは、現在のリンクで事前に受信した周波数サポート・リストの中のデータを使用して無線機を代替周波数に同調するものとする。

3.4.4.2リンク接続手順

航空機及び地上LMEは、VHFリンクを介した接続を維持するために以下の手順を使用するものとする。

a）地上局識別

b）初期リンク確立

C）リンク・パラメータ修正

d）航空機起動ハンドオフ

e）航空機要請の地上起動ハンドオフ

f）地上起動ハンドオフ

g）地上要請の航空機起動ハンドオフ

h）地上要請の一斉同報ハンドオフ

i）自動同調

3.4.4.3 地上局識別

TG3秒間に如何なるフレームも伝送されなかったことを意味する地上局のTG3タイマが超過した場合、あるいはTG4秒間にひとつのGSIFも送信しなかったことを意味するTG4タイマが超過した場合、地上局は、表3−46に示すパラメータを含んだXlD＿CMD（P＝0）を一斉同報することによって、ひとつのGSIFを送信するものとする。地上局が、モード2サービスを提供する場合、地上局のオペレータは、サービス周波数でGSIFを伝送するほかに、GSIFがコモン・シグナリング・チャネル（CSC）で伝送されることも保証するものとする。GSIFを受信した航空機LMEは、その地上局と通信を行う際の運用パラメータの修正に使用するばかりでなく、その地上局の機能性の識別も行うためにその内容を処理するものとする。伝送地上局とのコネクションを有する航空機LMEは、表3−46のXID＿CMD＿LPMで指定されたパラメータと情報パラメータのみを処理するものとする。

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